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「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」の感想

久しぶりに映画をみて号泣してしまった。最近、感動することもなければそもそも映画をしっかり見るということもなくなっていたもんで、歳のせいもあって泣くと、鼻水が口に流れ込んでえづくし、見終わったあとも頭も痛いし目もしょぼしょぼで満身創痍になってしまったわけだが、それを差し引いてもいい映画だった。それと昔は難解な映画とかを好んで見て、色々と考察するのも好きだったんだけど30すぎると脳みそも腐り始めアンパンマンの内容がめちゃくちゃ丁度いい映画だということがよくわかった。「なんのために生きるのか」というのがテーマになっているんだけど、まぁありがちなテーマでいままでのいろいろな映画で何度も取り上げられてきたんだと思うんだけども、主題歌と相まってアンパンマンがこのテーマを描くことの意味はとても大きい。アンパンマン大好きな3歳の息子も話の内容まで理解できたかは不明だがとても神妙な顔で見ており、見終わって親がもう一回見ようとすると「悲しいお話だからもう見るの嫌」と言っており、訴えるものがあったのだと感じる。

アマゾンプライムで48時間レンタル400円で買ったわけだが、最初「この映画60分なのに2日で400円て、普通の2時間映画なら800円なわけじゃん!これを1周間レンタルしたら800×3=2400円ということになるぞ!バカ高ぇ!!」と騒ぎ、「3人で見れば1人あたり400÷3=180円くらいか、2回見れば100円以下に抑えられるから、土曜日に買うのがまぁベストだろう今日と明日見るぞ!」と言いながら購入ボタンを押した僕もアンパンチを食らって置く必要があるようだ。先述の通り息子も1回しか見たがらないわけだが、一回だけでもプライスレスな価値があることは確かだ。

いままで人形としてひどい扱いを受けてきたから命を貰ったら自分が楽しいことだけをして生きていきたいというドーリィちゃん

人に親切にすると温かい気持ちになれるというアンパンマン

アンパンマンの生き方は私にはできない、生きる意味はわからないというロールパンナちゃん

この映画で「生きる意味」の一つの答えとしてアンパンマンの「人に親切にする」ということが示されている訳だが、ロールパンナちゃんが「わからない」と言う通りそれが正解でもないということが示されている点も良い。「わからないまま終わる、そんなものはいやだ」というテーマソングの中にあってもそれがわからない人もいるということも救いになっている。

ロールパンナちゃんは、バイキンマンにそそのかされるとブラックロールパンナになっちゃってアンパンマンに攻撃してくるという設定があり、最近アニメにはでてこないのは、その不安定なところが最近の子供に刺激が強いんじゃないのかなどという浅はかな考察を妻としていたこともあったが、おそらくアンパンマンの生き方ばかりが正解とならないように、人は悪い心ももっているだよ、アンパンマンみたいになれなくてもいいだよ、生きる理由がわからなくてもいいだよということを示すため非常に重要であり、そういう面からここぞというときに出してるキャラクターなんじゃないかと感じられた。

そんなわけで、アンパンマンの映画といえどむしろ3歳には難しい内容で、大人が楽しめるように作られている気がした。佳境のシーンなど男性コーラスのアンパンマンのマーチが流れてきたり、うちの子含め子供はビビるんじゃないかwと思ったほどだが、年齢ごとに色々感じ方が変わるのを見るのと楽しそうで、定期的に息子とみたい映画となった。

みんなも下のアフィリンクをチェックじゃぞ~

映画 それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ

映画 それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ

  • 発売日: 2016/01/01
  • メディア: Prime Video