もう世の中は大半が対応し終わって、あまり興味もないだろうが、TLS1.0/TLS1.1の無効化状況について書いた。
・世の中全体
によると、2020年2月時点では世界中でTLS1.0/TLS1.1の通信は、0.8%しかないそうだ。
というか既にもっと先を行ってて、TLS1.3がもう50%近くまで達している。
僕の身の回りでいうと、TLS1.0/TLS1.1使用率80%くらいあり、周回遅れなところで仕事している身としては、世の中の変化の激しさに驚くばかりである。
そろそろ本当に対応しないとまずい状況になった気がしてきたため、ブラウザのサポート状況を調査した。
・chrome
次リリースのchrome 84でTLS1.0/TLS1.1の廃止が決定している。
developers.google.com
chrome 84の安定版は7/14からリリース開始。
www.chromestatus.com
・firefox
firefox 74で廃止される予定だったが、コロナの影響で、廃止撤回。
www.mozilla.org
現行の5/5リリースのfirefox 76までは、方針に変更なし。
6/2のfirefox 77も大丈夫そう。6/30のfirefox 78あたりからは怪しくなるか・・
wiki.mozilla.org
・safari
2018年の記事では、2020年5月にサポート終了となっている。
www.macrumors.com
その後の情報が調べても分からないが、twitterなどを覗いても特に騒いでる人がいないので、
現時点では無効化されていないと考える。
・IE/Edge
当初2020年前半に終了と周知されていたが情勢を踏まえて以下の通りとなった。
新Edge 2020年7月頃
旧Edge/IE11 2020年9月8日
blogs.windows.com
office365
2020年5月終了と周知されていたが、一時的に保留。
docs.microsoft.com
・まとめ
殆どのブラウザが当初の終了予定から延長しているようであった。
理由としては、リモートワークの増加で混乱が生じることや、TLSに未対応な政府ホームページからコロナ関連情報が取得できなくなるというようなものがあるようだ。
もちろんセキュリティのため、速やかに廃止することに越したことはないのだけど、、未対応の情シス担当のみんなは、今このすきに頑張っていこう!