R筋

プログラミングと時々育児

赤ちゃんの気持ちを知るには

僕の息子もまもなく6ヶ月になる。少し前にブカブカだった服がもう着れなくなっていたり、僕が帰宅するとキャッキャ言って喜ぶようになったと思ったら、人見知りなのか「う~」と唸るようになる時期もあり、かと思ったら最近はまたニコニコしてくれるようになったりと、この6ヶ月で本当にめぐるましく心身が変化していることがわかる。

体の成長は見ればわかるが、まだ言葉を話して意思表示ができないので、心の変化はある程度、想像が必要となる。なぜ、笑ったのか、泣いているのか、怒っているのかを推察し、いないないばぁをしたり、寝かせたりといったことを親はしなくてはならない。

とはいえ、赤ちゃんの気持ちを理解するのは非常に大変だ。最近妻は仕事復帰を見据え、母乳から哺乳瓶へ変えようとしたが、なかなか飲んでくれず、様々な哺乳瓶を試しては、なんでだめなんだろうと悩んでいた。根気強く飲ませ続けたところ、哺乳瓶で飲めるようになったが、息子にどういう心境の変化があったのかはよく分からない。

そんな中で「赤ちゃんの気持ち」なんて検索しているとこんな記事を見つけた。

関心したのは次の部分。

あるときぼくも別のスタッフと「赤ちゃんの気持ちになってみよう」ということで、いろんなものを口に入れてみました。なかでも凄かったのは振動子で、手のひらでささやかに感じる程度の「ブルブル」は、口に入れてみると歯をガタガタ言わせるし、口いっぱいに振動が広がるし、わ!!!すご!!となりました。直感では手の触力(そんなものはない)が10だとすると、口の触力は100だなという感じ。なるほど、みんながモノを口に入れようとするのは、そのほうが情報がたくさん入ってきて面白いからだ、ということに気がつきます。 

僕は大人の視点で、寝ている赤ちゃんを見下ろしながら、「赤ちゃんが」何を考えているのか勝手に解釈していたが、赤ちゃんと同じ条件で、見て聞いて触れたときに、「僕が」何を考えるかというのはとても意味があるのではと考えた。

注意してほしいのは、僕は決して赤ちゃんプレイに興味があるわけではない。前述までのものすごく全うで自然な理由から、哺乳瓶を使ってみる必要があった。

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妻にもう使わない哺乳瓶を貰い、粉ミルクを溶かして、吸ってみた。真っ先に感じるのは、「飲みづらっ!」ということだ。

哺乳瓶には、直径1mm程度の穴しかあいておらず、吸い出すために乳首部分を吸う必要があるが、口を開けすぎても閉じすぎてもうまく吸うことが難しくなるため、乳首のサイズちょうどに口を開いて固定しなくてはならない。また吸う力も、強すぎると唇が巻き込まれて痛いし、弱すぎると何も出てこない、一定の量を常に出すにはこれもコツが必要だ。また哺乳瓶が真上を向いているときは自然に垂れてくる分がある。大人に飲まされる場合、数滴であるが自分のペースを乱されることになるだろう。また、これは赤ちゃんには関係ないかもしれないが粉ミルクは不味い。ずっと飲んでいると吐きそうになる。自分で飲むなら嫌になったらやめればいいが、赤ちゃんは強制的に飲まされるわけで、粉ミルクの味が気に入らなかったら絶望的な状況だろう。

そんなわけで300ミリを試行錯誤しながら10分以上かけて飲み干した僕は、こりゃ簡単に飲めるもんじゃねぇなという結論に達した。息子が哺乳瓶で飲めるようになるために妻は四苦八苦していたが、息子も同時に大変な苦行だったのだろう。

これからよく言われるヤダヤダ期というのが来て、いろいろなことがうまく進まないかもしれない。それを大人の視点で、「こんな簡単なことも出来ないのか」と思ってはいけないのだ。赤ちゃんの境遇でその問題に向かってみると、本人にとってそれが出来ないものすごく重大で深刻な理由があることがわかるかもしれない。

僕はこれからも真剣に、おむつを履いたり、ハイハイしたりして、息子の気持ちを理解できるよう努める所存である。